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アンドレイ・ヴィクトロヴィチ・イヴァノヴィチ(Andrei IVANOVITCH、、1968年 - )は、ブカレスト生まれのロシアのピアニスト。 ワルツ《ドナウ川のさざなみ》で知られる、ルーマニアの作曲家ヨシフ・イヴァノヴィチの曾孫にあたる。 == 略歴 == 幼少時、ルーマニアの名ピアニスト、ヴァレンティン・ゲオルギウの勧めで家族と共にロシアに移住、音楽の専門教育を受け始める。 サンクト・ペテルブルク音楽院(旧レニングラード音楽院)卒業後、グネーシン音楽アカデミー、カールスルーエ音楽大学に学び、N.ペルノーヴァ、I.アントノヴァ、N.ユジャニンに師事。W.カペル、カサグランデ、シンシナティ他多くの国際コンクールで優勝や入賞を手にする。 1996年のカーネギー・ホールでのリサイタルに''New York Concert Review''は、“多くの点で若きアシュケナージや、比類なきディヌ・リパッティをも思い起こさせ、どのような讃辞でも言い尽くせない...”と絶賛した。 ロシア・ナショナル管弦楽団、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー、バーデン=バーデンフィル等のオーケストラ、R.マルティノフ、M.プレトニョフ、V.チェルヌィシェンコ、L.クレーマー等の指揮者やタネーエフ・カルテットと共演。 2001年、1957年のグレン・グールド、ソビエト公演のドキュメンタリー映画“グレン・グールド ロシアの旅” (カナダ製作)に、M.ロストロポーヴィチ、V.アシュケナージ、N.シュタルクマン、V.トロップらと共に出演、J.S.バッハの“フーガの技法”を同映画の中で演奏している。 2003年、サンクト・ペテルブルク・ショパン協会の名誉会員に選ばれ、翌年にはスウェーデン王室より招待を受け、ベルナドット伯爵95歳記念コンサートに出演。2008年にはウラジカフカスでのゲルギエフ・フェスティバルでリサイタルを行っている。 現在はサンクト・ペテルブルク音楽院ピアノ科の准教授職と併行して、アメリカ、ドイツ、フランス、ウクライナ、フィンランド、ベルギー等世界中の舞台で演奏活動を行っている。日本へは過去、2007年(東京、名古屋)、2011年(大阪)の2回来日公演を行っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アンドレイ・イヴァノヴィチ (ピアニスト)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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